東急「縁線図鑑 気づけばほら、つながりだらけ。」 沿線の“見えないつながり”を可視化する

東急「縁線図鑑 気づけばほら、つながりだらけ。」沿線の“見えないつながり”を可視化する

東急線沿線の親しみを掘り起こす

2040年以降、東急線沿線の人口が減り始めるといわれている。だからこそ若い人に、沿線を楽しみ、愛着を感じ、そして居住先の候補にしてもらえたら。そこで着目したのが、「“東急線沿線=都心の街”」というイメージが強すぎること。これまでの沿線のイメージにあった憧れ感だけではなく、“親しみ”を感じるような、暮らす人の顔が見える情報を届け、埋もれた魅力を再発見してもらえる施策を目指した。

東急って、縁線だ。
ゆるやかなつながりを見過ごさない

渋谷や沿線を中心としたまちづくりを、創業以来行ってきた東急は、街の方々やその街らしさを大切にしてきた。「東京は地方に比べ人のつながりが希薄」などとはよく言われるが、実は東急線沿線には、常連客との交流がある個人店も多い。そんな近すぎず遠すぎない「ゆるやかなつながり」に気づき、親しみを感じてもらうために、「縁」を切り口にした「ご縁飯」や「ご縁泊」などの記事コンテンツを発信した。

若手チームの自主提案で、
クライアントに生の意見を

この施策は、東急エージェンシー社内でおこなわれたプレゼン研修から生まれた。研修といえど、せっかく練り上げた案を無駄にするのはもったいない。そんな思いから若手チームで自主提案を重ね、東急線沿線での施策実施が実現した。実施に向けクライアントと課題を洗い出すなかで、若手チームが沿線に感じている“生の意見”を大切にしながら議論を重ねた結果、「憧れよりも親しみをつくる」という大きな方針が決定した。

取材した常連さんが、
バズった。某ドラマとのコラボも

記事コンテンツの制作にあたり、「同じ店に3000回通う常連さん」を取材した。公開後、なんと彼のSNSに対し非常に大きな反響があった。その流れで記事の閲覧数が跳ね上がったり、東急線沿線のほかの店舗(某グルメドラマでも取り上げられた有名店)とのコラボ記事が生まれたりと、縁線図鑑という名前に相応しい「ご縁」で拡張されていく素敵なサイクルが生まれた。

Tachibana Junzaburou 橘 淳三郎 統合プランナー

Tachibana Junzaburou
橘 淳三郎統合プランナー

教えて!“成長の1コマ”

周年企画ではメンバー全員で50件近い店舗を取材し、OOHやムービーを制作。まちづくりも、街や環境づくりを通じて「人の営みをデザインする」仕事。まずは人を知ることが大切だと学びました。

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