NTTドコモ「ばくモレ展」「盛れ」と「漏れ」で、社会を良くする
じつは漏れてる?
情報漏洩に対する危機意識を高める
近年、深刻化しているSNSの“個人情報漏洩問題”に着目。瞳に映る景色や、背景に写り込む電柱などから生活圏が特定され、犯罪に巻き込まれる若者が増えている。この問題に対する通信会社・NTTドコモのアクションとして「ばくモレ展」を実施。「人気インフルエンサーの“盛れ”てる写真展」と思いきや、会場の2階に上がると実は計70枚あるすべての写真から個人情報が漏れている、という仕組み。ゾッとする体験で情報漏洩の気をつけるべきポイントを世の中に浸透させた。
「盛れ」と「漏れ」で、
恐怖の疑似体験を最大化
説明的な啓発では、若者に響かないものになってしまう。そこで「“盛れている”と思ったら“漏れている”という、驚き体験の最大化」を図った。二面性のある展示を起点に、TikTokでは「実は投稿から情報が漏れている高校生」のショート動画を公開し、デジタル上にも驚きのネタバレを。その他、Instagram、インフルエンサーのSNS、世の中に発信されるニュースまでもをコントロールすることで、社会全体に二面性の驚きを仕掛けた。
世の中に必要なことだから、
何度も提案する
この施策はクライアントが毎年実施している、チャレンジングな施策を世に出すための競合コンペから生まれたもの。提起すべき問題から考えていったため、企業だけでなく、生活者や社会全体からも必要とされる“三方よし”の企画にすることができた。実は、2024年もこの企画を提案しており、一度は不採用となっていたものの、「間違いなく社会に求められる企画になるだろう」という思いからブラッシュアップして再提案。粘りの結果、実施が叶った。
ブランディングを超え、
社会を良くする施策へ
イベント当日の朝、テレビの情報番組で取り上げられ、X上で大バズに。来場者もみるみる増え、大盛況となった。結果、推定リーチは10億インプレッション、約150のメディアに取り上げられ、9つの報道番組で取り上げられた。イベント後、中高生の親や学校関係者から問い合わせが殺到。実際に高校の特別授業として導入されるなど、社会的なムーブメントに。広告という枠を超え、社会に必要不可欠なプロジェクトとして、継続的な実施を目指している。
Kabe Tatsuhiko
加部 達彦クリエイティブディレクター
教えて!“成長の1コマ”
反響は想定を大きく超える異常値で、メンバー全員初めての体験でした。実際に「世の中を沸かせた経験」が、普段の企画の解像度を上げていると日々感じています。そしてなにより、さらなる上を目指したくなりました。
