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Ikura Daisuke 井倉 大輔
2018年中途入社
プランナー/
クリエイティブテクノロジスト -
Yamamoto Emina山本 江美奈
2018年入社
コピーライター -
Kawabata Kota河端 耕太
2022年入社
プランナー -
Isoya Ippei礒谷 一平
2019年入社
プランナー
東急エージェンシーには、クライアント業務とは一線を画した社内プロジェクトチームが複数存在している。“半歩未来のアイデア”を生み出すため有志が集まり、まるで「バンド活動」のように自由に活動するBTECチームもそのひとつだ。広告会社の枠を超え、新たな展開を巻き起こそうとする彼らの物語とは…?
Q.1BTECチームとはどんなチームですか?

井倉 大輔プランナー/
クリエイティブ
テクノロジスト
「BTEC」とは「Business、Technology、Experience、Creativity」の頭文字をとった造語。この4つを軸としながら“半歩未来のアイデア”をカタチにしていく東急エージェンシーのプロジェクトです。日常に隠れた“こんなことができたらいいな”という想いをベースに、プロダクトやサービスのプロトタイプを開発するチームです。例えば「Log Flower(ログフラワー)」。人の声から感情を解析するAIを使って、世界初の「感情を吸収して育つデジタル上の植物」を開発しました。多くのメディアに取り上げていただき、ADFEST(アジア太平洋広告祭)でもブロンズを受賞することができました。

Q.2みなさんがBTECチームに参加した
きっかけを教えてください。

井倉 大輔プランナー/
クリエイティブ
テクノロジスト
じゃあ、創立メンバーの僕から(笑) 僕は以前から自分たちのスキルを広告以外にも使っていけるんじゃないかという思いがあったんです。クライアントにロジックを組み立て提案するだけでなく、実際に自分たちで社会の課題を見つけ、作ったもので世の中に「問」と自分たちなりの「解」を発信する。そんなチームができれば、他の広告会社とも違う色をつけられるのではという考えをもっていた有志で前身となるチームを結成しました。いくつかプロトタイプを発表して成果を評価してもらえるようになってきたころ、社内セミナーを開いて追加メンバーを募集しました。そのタイミングでこの3人も入ってきてくれたんだよね。

山本 江美奈コピーライター
はい!わたしはその社内セミナーでメンバーのみなさんがおっしゃっていた、「BTECはバンド活動みたいなものだから!」という言葉に惹かれました。通常のクライアント業務ではなかなかできない「とりあえずやってみる」ができる自由さと、いつもと違う脳ミソの部位を鍛えられそうなワクワク感があり、参加を決めました。

河端 耕太プランナー
僕はその社内セミナーがあったとき、今とは違う部署(メディア系)にいて。本来、通常業務ではほとんど関わりのない部署だったのですが、僕がアウトプット領域に興味を持っているということを知っていた先輩がセミナーに誘ってくださったんです。そこでお話を聞いてぜひ参加したいと思ったので上司に相談してみたところ、OKをもらえました。

礒谷 一平プランナー
手を挙げた人はみんなウェルカムな雰囲気がすごくありがたかったよね。実は僕もそのとき営業でしたが、異動してプランナーになることは決まっていたタイミングだったので、アウトプットの場を増やしたいという思いもあり参加しました。

Q.3直近でBTECチームで取り組んだ
プロジェクトはありますか?

礒谷 一平プランナー
僕がプロジェクトリーダーとして実施した施策「渋谷アップデート大作戦!!」です。BTECチームは総勢15名ですが、「Log Flower」のようなプロトタイプの開発を目指すチームと、東急グループの資産を活かして新サービスの開発を目指すチームの2つに分かれています。僕と山本さんと河端くんは後者に属していて、そのチームで実施したプロジェクトです。


河端 耕太プランナー
人気アイドルグループのFRUITS ZIPPERさんとコラボさせていただきました。渋谷の「Q'S EYE」や「渋谷駅前ビジョン」などの屋外大型ビジョンに映し出されたMVを専用のARフィルターで撮影すると、ビジョンから歌詞やフルーツなどが飛び出す仕組みになっています。

山本 江美奈コピーライター
東急エージェンシーでは昨今、「フィジカル」と「デジタル」をかけあわせた『Phygital(フィジタル)体験』の創出が大きなテーマになっていて、その新たなプロトタイプとして開発したのが、ビジョンに流れる映像と連動した演出がARで飛び出してくる空間体験型プロモーション『TOQ IMMERSIVE OOH AR』です。「渋谷アップデート大作戦!!」は、その実証実験としてチャレンジした施策です。わたしたちBTECチームのアイデアを起点に、社内のOOHチームや東急株式会社、AR制作会社とも連携をはかりながら実施しました。

Q.4上記のプロジェクトにおける、メンバーそれぞれの役割を教えてください。
また、どんなところが成長したと思いますか?

礒谷 一平プランナー
AR開発から飛び出すMVの制作、さらにはSNSでの告知や媒体側との調整など業務領域がかなり多岐にわたっていたので、7人のメンバーでしっかりタスクを振り分けて分担しました。僕は発案者だったということもあり、CD(クリエイティブディレクター)の役割も担わせてもらったのですが、一番大変だったのは何事も最終的には自分で判断しなければいけなかったことです。ディレクションって本当に大変なんだなと身に染みて感じました。普段のクライアント業務ではまだCDとして動くことはあまりないので、自分が主体となって制作物に対する責任を持ちながら進められたのはとても良い経験になりました。

井倉 大輔プランナー/
クリエイティブ
テクノロジスト
そうそう!普段の業務ではなかなか経験できないことができるのも、BTECチームの醍醐味だよね。

山本 江美奈コピーライター
わたしはコピーライターなので、SNSで告知するための動画制作や投稿文の作成などを中心となって進めました。また、ストラテジックプランナーだった経験を活かし施策実施後の効果測定も担当しました。最終的な結果を数字で追ったからこそ、「BTEC」の「Business」についてもしっかり向き合ういい機会になりました。「とにかくやってみる」ということもチームの大事なアイデンティティなので結果にこだわりすぎるのもよくないのですが、東急エージェンシーの目玉になるようなケースをつくってみたいという気持ちもあるので、両方の視点を大切にしたいと思うようになりました。

河端 耕太プランナー
僕はOOHの部署の方々に交渉して放映する枠を確保する役割でした。前の部署はメディア系だったので、テレビ局と交渉して枠を確保するという面では近しい業務なのかなと思っていたのですが…全然勝手が違うところもあって苦労しました。これまでは良くも悪くも一人で仕事をすることが多かったのですが、「誰が何をしていてどこまで進んでいるのか」をお互いに共有しながら、全体をみて動けるようになったのは成長したポイントかなと思います。

井倉 大輔プランナー/
クリエイティブ
テクノロジスト
僕はもう片方のチームに入っているので外からみんなを見守っていたけど、営業、ストプラ、メディア…とメンバーそれぞれの出自が違うから、すごくバランスがいいチームだなと思ってました!
Q.5最後に、BTECチームとしての展望を
教えてください!

井倉 大輔プランナー/
クリエイティブ
テクノロジスト
新しい価値やアウトプットをどんどん作って外へ発信し、東急エージェンシーは広告の域を超えて、アイデアの力で世の中をうれしい方向に動かしていくことができるという一面を見せられたらいいなと思います。あとは礒谷くんのように自分でアイデアを出して、実施までしっかりやり遂げられる人がどんどん増えていってほしいですね。

山本 江美奈コピーライター
その結果、新規クライアントや既存クライアントの新しい部署の方々とつながれたり、面白い会社と協業できるようになったりできれば最高ですよね。私はやっぱり「とりあえずやってみる」を重ねて、いつか東急エージェンシーの柱になるような太くて長いサービスを生み出すことを密かな野望として活動を続けていきたいです。

河端 耕太プランナー
僕は次こそ自分のアイデアを実現したい!正直「渋谷アップデート大作戦!!」の実施が決まるまでのブレストでは、もっと年次が上の人のアイデアが採用されるのかなと勝手に思っていたんです。でも礒谷さんのアイデアが選ばれているのを見て、「自分がいいものさえ考えつけばカタチになったんだ」と悔しくなったのが本音です。若手だからとか関係なく、強いコアアイデアを出せるように頑張ります!

礒谷 一平プランナー
ありがとうございます(笑)僕は、いつか“半歩未来のアイデア”で広告賞を獲りたいです。次に実施する施策では「B」「T」「E」「C」のどこか一点を突出させたい。尖ったアイデアこそ強いと思うので、これからもチームのみんなで楽しみながら追求していきたいです。
