理系出身者も活躍する広告会社

広告会社の仕事と聞くと、文系出身者が活躍しているイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。しかし、東急エージェンシーでは理系出身者も活躍中。今回は、そんな理系出身の社員と、理系出身の2020年内定者とのクロストークを実施。「なぜ広告会社を選んだの?」「理系だからこそ広告会社で活かせるスキルとは?」など、彼らならではの視点で対談をしてもらいました。

2人が広告会社を選んだ理由とは

僕の同期で見ても理系出身者は少ないのですが、一般的に、「広告会社に理系が就職する」ってまだまだ少数派のイメージが強いと思います。藤田さんは、どういった経緯やきっかけがあって東急エージェンシーに入社したんですか?

僕は中途入社なんだけど、大学時代に広告や口コミに関わる研究をしていたこともあって、マーケティング領域の仕事にもともと興味があったっていうのが前提かな。今の会社に入る前も広告会社で営業やメディアの仕事をしながらデータ分析を任せてもらっていたんだけど、その時間がすごく楽しくて、次のキャリアではこの領域をメインにしたいと思ってた。そのタイミングで今の会社の話を聞いて、東急エージェンシー独自の分析サービス開発や、東急グループ資産の活用に可能性を感じたから入社したっていうカタチだね。

東急エージェンシーだったら、自分のやりたいことができると感じたってことですね。

そうそう。谷川君はどうして東急エージェンシーを選んだの?

実家が地方局の広告担当をしていたこともあり、もともと広告と関わる機会が多くて、興味を持っていたっていうのが一つです。大学ではスポーツの映像解析学を研究していて、博士課程まで進んだんですけど、ひたすらプログラミングをするよりはもっと人と関われる仕事がしたいという想いがあって。それで就職することにしたんです。研究室の教授に「すみません、就職したいです」って言ったら驚かれましたけど(笑)

だろうね(笑)。それこそ博士まで行ったら、そのまま研究者になるのが一般的だと思うし。

あとは、僕は自分で会社をやっていて、イベントの企画運営などもしているんですけど、そこで一度、東急エージェンシーと仕事をしたことがあるんです。その時に、純粋に仕事をしていてすごく楽しかったし、関わるスタッフさんたちがとても温かくて。人と関わりたいと思っていたところにそのイメージが直結したことと、実際の選考でもそんな人の温かさを感じられたのが、最終的な決め手になりました。

人の温かさっていうのは、東急エージェンシーの特徴の一つかもしれない。僕は今3社目だからある意味比べて見ることができるんだけど、やっぱり東急エージェンシーに入ってから、優しい人が多かったり、お互いに助け合ったりする風土があるところにすごく居心地の良さを感じているね。入社前の人からもそう思ってもらえるのは嬉しいね。

幅広い領域で活躍する理系出身者たち

僕はまだ入社前で配属も決まっていないのですが、理系出身者の先輩が実際にどういった仕事をしているのか気になります。藤田さんは、今どんな領域のお仕事をしているんですか?

今はデータアナリティクス部っていうチームにいて、簡単に言うとクライアント企業のデータ活用をお手伝いする仕事をしています。たとえば、ECサイトを運営しているクライアントさんだったら、「どんなお客さんが」「どのくらいの頻度でアクセスしていて」「どんなものを買っているか」みたいなデータを持っているよね。それらを分析してお客さんの利便性を上げるためにはどうすればいいか、とか自分に合った商品を見つけてもらうにはどうしたらいいか、といった施策の提案に繋げていくんだ。データから「お客さまのことを知る」ってことが僕たちの仕事の最初の一歩かな。

その後、実際の広告提案や効果測定などに移行していくという流れですか?

そうそう。広告を出したり施策を行ったら、今度はその効果をきちんと測定するっていう流れだね。本当にざっくり言うと、この「お客さまを知ること」と「効果を測ること」が僕らの仕事の大事な役割と言えるかな。東急エージェンシーにはたくさんの業界のクライアントさんがいるから、その分扱うデータも多種多様だし、色々な分析アプローチを経験できるからこそ、自分達の提案力にどんどん磨きをかけられると思っています。

そういったデータ分析領域以外で、たとえば営業部署やクリエイティブ部署の先輩方の中にも、理系出身の方っているんですか?

もちろん。営業だったら、クライアント企業の売上予測を立てる時に、理系としてのバックグラウンドの知識を活かしてモデルをつくったり、クリエイティブの、たとえばあるコピーライターの人だったら、たくさんの言葉の性質や仕組みを分析して、その組み合わせをロジカルに考えて提案していたりするね。

知りませんでした。理系出身者の方でクリエイティブ領域で活躍されている方もいるんですね。

それができなきゃいけないってわけじゃないんだけど、そういった能力だったり経験だったりは、営業やクリエイティブにも活かせる部分があるってことだよね。

理系出身者が持つ、共通した一つの力

藤田さんから見て、理系出身者が広告会社で活かせるスキルや能力って、ほかに何があると感じていますか?

そうだなあ。たとえば、理系で研究室とかに配属されると、日々、本当にゴールの無い研究をしていくじゃない?

そうですね。文系の方から見ると、「理系は答えがあるからいいよね」みたいに言われることもありますけど、大学に入った後の研究って、本当にゴールになる情報がわからないというか……。

でも、そんな不明瞭なスタートから始まって、じゃあそれがわかるためには何を検証しなきゃいけないかとか、どういう実験をしなきゃいけないか、どういう論文を読まなきゃいけないかって考えるようになる。そういう順序を整理して考える力があるのが理系出身の人たちなんじゃないかなって思うんだ。

なるほど。得意分野とか研究分野は違えど、その思考の筋肉というか、順序を組み立てる力は共通してあるんじゃないかということですね。

そうそう。研究経験とかのある理系出身者って、きっと誰しもがそういうプロセスを経てきてて、目の前の問題に対するアプローチの仕方が身についてるんじゃないかなって。広告会社の仕事も、基本的に目の前の課題には往々にして答えが無いから、その力はきっと活きると思うよ。

理系出身の仲間が増えてほしい

今日のお話を聞いて、理系出身者が広告会社を選ぶっていうのが、もっと広く選択肢に入ればいいのにと感じました。ただ、最初にも少しお話ししたんですが、同期には理系出身者が少なくて、全体的に見てもやはり少数派ではあることは事実だと思います。それはちょっと寂しいですよね。

そうだね。今日の対談記事を見て、「広告会社の仕事ちょっと面白そうじゃん」って思ってくれる人が少しでも増えてくれたらいいなと思う。

そのとおりですね。

理系の人って、きっと周りが将来の道とかキャリアを型にはめてくることが多いと思うんだ。でも、それだけで将来の道を決めるんじゃなくて、それこそ谷川君みたいに、「自分が本当にやりたいことってなんだろう」って心の声に、一度しっかりと耳を傾けて仕事選びをしてほしいなって。もちろん、その結果が研究者の道であるなら、それは素晴らしいことだと思うけどね。

自分自身そうだったんですが、理系出身、特に理系に特化した大学だと、広告会社に進んだOB・OGの情報も少なくて、きっと踏み出しづらいっていうのはあると思います。でも、こうして広告会社とかに進む選択肢もあるんだよってことを知ってほしいですね。

そうだね。もちろんうちの会社に限った話ではないけど、自分の声に向き合った結果として東急エージェンシーを選んでくれるなら嬉しいし、単純に理系出身の仲間がもっと欲しいってのはある。

本当にそう思います。飲み会で理系ボケを拾ってもらえないのが悲しくてしょうがないんですよ……。

それは理系あるあるだね(笑)